日本紀行

題目の選定



リゾートしらかみ

ホテルのようなこの名前は五能線を走る観光列車である。五能線は秋田県能代市の東能代から青森県の川部駅を結ぶ約150キロの路線であるが、この列車に乗車すると、秋田―東能代―盛岡―青森を約5時間でつないでくれる。全車座席指定の快速列車である。

 秋田駅にひるがえるリゾートしらかみの幟  撮影:2007/04/13
秋田駅にひるがえるリゾートしらかみの幟 撮影:2007/04/13

三両編成の真ん中は四人がけのボックス車両で、両座席の間に木製のテーブルがあるので長距離の旅にはとても便利である。窓が大きく反対側は通路となっているので、両側の景色を眺められる設計となっている。

リゾートしらかみのボックス車両   撮影:2007/04/13
リゾートしらかみのボックス車両 撮影:2007/04/13

停車駅の駅長がホームで挨拶をしたり、先頭車両で津軽三味線の演奏をしたりと、いろいろな趣向が凝らされている。空いていれば先頭車両に行って演奏を見ることができるし、演奏は2 号車3号車にも聞こえてくる。

あきた白神駅の駅長さん  撮影:2007/04/13
あきた白神駅の駅長さん 撮影:2007/04/13

荒海に洗われる日本海のほうは眼下に、そして反対側には白神山地を遠くに眺めることができる。秋田から青森にかけての海岸は、地殻変動の激しい地帯で、幾度も隆起をくりかえしたために海岸段丘が出来ている。江戸時代の地震で隆起し、津軽藩の殿様が千畳の畳を敷いて宴会をしたという、千畳敷駅に到着した時、のんびりしたリゾートしらかみの旅はクライマックスに達した。駅舎のない無人駅では、海岸に隆起した奇岩を見学をすすめる車内放送が始まり、「発車するときには汽笛をならしますから列車に戻ってきてくださーい」。

海岸線の隆起によってできた千畳敷の奇岩  撮影:2007/04/13
海岸線の隆起によってできた千畳敷の奇岩 撮影:2007/04/13

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