日本紀行

題目の選定



十和田湖、奥入瀬渓谷、八甲田山

4月14日青森駅のJRバス案内所内を訪ねてみると、八甲田山麓で道路の除雪がすすみ回廊を見物できるという掲示が貼りだされていた。受付の人が、「酸ヶ湯温泉あたりまでバスで約1時間ですから、そのあたりまで行って帰ってくるといいでしょう」と助言してくれた。帰りのバスの時刻を調べて、酸ヶ湯温泉を通り過ぎて谷地温泉の入り口までいった。そこには三台の除雪車が置かれていた。

 道路わきに待機する除雪車   撮影:2007/04/14
道路わきに待機する除雪車  撮影:2007/04/14

雪の壁の表面には道路沿いの木々の下枝が顔をのぞかせている。雪の重みに耐えたものは雪どけとともにまた息をふきかえし、やがては若葉をつけるのであろう。対向車に出会うことも殆んどなく、雪の壁は高いところではバスの窓から見上げるほどであった。

 除雪が終わり開通した国道103号線   撮影:2007/04/14
 除雪が終わり開通した国道103号線 撮影:2007/04/14

雪山の美しさに魅せられて、三日後の4月17日、再び八甲田山へのバス旅行を試みた。十分の時間をかけるべく、八戸から青森まで、昼食時の1時間の休憩をふくめて、約7時間の行程であった。新幹線八戸駅を出発する十和田湖行きのJRバスは「おいらせ号」。十和田湖までは約2時間半で、名前のごとく奥入瀬渓谷を通って行く。バスガイドは乗っていないが、録音テープによる案内がタイミングよく流れる。十和田湖を水源とする奥入瀬渓谷は渓流沿いに遊歩道がよく整備されているようであった。本格的な春の訪れを前に、遊歩道の整備に働く人たちの姿がみえた。

左右には沢山の滝があり奥入瀬渓流に流れ込む。  撮影:2007/04/17
左右には沢山の滝があり奥入瀬渓流に流れ込む。 撮影:2007/04/17

十和田湖畔、子ノ口がバスの終点で、次のバスは青森行きの「みずうみ号」。火山の噴火後、陥没したところに水がたまった、いわゆるカルデラ湖である十和田湖の展望台に行った後、バスは再び奥入瀬渓谷に入る。十和田湖温泉郷まで下ってから八甲田山に向う。山は前日に雪が降ったとみえ、景観は三日前とはうって変わった雪のトンネルの連続であった。八甲田山は豪雪でしられるが、1040メートルの傘松峠にむかって雪はさらに深くなっていった。それにしても四月の中旬での新雪である。「東北の春は遅し」を実感する一日であった。

 新雪で雪のトンネルができた国道103号線  撮影:2007/04/17
 新雪で雪のトンネルができた国道103号線 撮影:2007/04/17

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